SERVICE

1国内ビジネス支援

伝統工芸品や地方産品と、そこにたずさわる人々の価値を高める活動のすべてをお手伝いさせていただきます。具体的には、いわゆる、ブランディング・チャネル開拓・広報支援・市場調査・商品開発などですが、既存顧客や既存チャネル、既存商品だけではこれ以上価値を高められない場合に、既存の「場」を超えた、新しい価値創出の「場」を提供して、伝統工芸品や地方産品の価値を高めるサポートをいたします。

2海外展開支援

日本と海外の文化的差異を背景にして、伝統工芸品や地方産品の価値を増幅させるシステムを想定して、海外展開をサポートいたします。日本国内における伝統工芸品や地方産品の価値(本質的価値)を、海外展開における資源として活用し、その結果得られた海外対象市場での伝統工芸品や地方産品の価値(海外における市場価値)を、新しい資産として本質的価値に取り入れることによって、全体として伝統工芸品や地方産品の価値を高めるようにプランさせていただきます。

3人材育成支援

伝統工芸品や地方産品に欠かせない「技」の保全と継承を念頭におきながら、既存の「場」を超えた交流を促し、他の伝統工芸品や地方産品との間で「技」交流を行うことによって、既存の「場」を超えた人財の確保を行います。

これまでの具体例

  • 大堀相馬焼の大きな特徴の1つである二重焼きの構造を活かし、産地の地元で愛される=「地産地消」の日常の器から、場所(地域や国)を越えて「ハレ」のシーンで使える器として使えるように考えてつくった、お酒を楽しみつくす器です。

  • 「伝統的」と認識されがちな陶芸の世界。伝統的工芸品とよばれる陶器の産地でも、職人の減少が存続にとっての大きな課題となっていますが、センシング技術を用いることによって、言語化できない職人の手の動きを再現し、後継者問題を解決したいと考えています。

  • 大堀相馬焼の産地である浪江町・福島県と、雄勝硯の産地である雄勝町・宮城県は隣り合う県でありながら、以前は交流がありませんでした。震災後、大堀相馬焼の原材料を新たに調達する試みのなかで出会ったのが、雄勝硯。大堀相馬焼と雄勝硯が出会ったことで、新しいテイストの器が誕生しました。長い歴史の伝統を大切にしながら、産地やカテゴリーを超えて交流することで新しいモノをうみだすことにチャレンジしています。